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偏頭痛の対処 : 偏頭痛には前兆がある!? 治療のカギとは

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偏頭痛の対処 法についてご存知ですか? 「頭痛持ち」と言われる人のなかには、発作的に起こる「偏頭痛」で悩んでいる人も多くいます。頭の片方からこめかみにかけてズキンズキンと脈打つように痛んだり、両側がガンガン痛む場合もあり、非常につらいものです。命に関わる病気ではないものの、ひどいときには、吐き気や頭痛以外の症状もきたし、生活支障度が高いのが特徴です。しかし、現代の医療では完全に治すことは難しく、発症したときに飲む薬、発症しないように飲む薬の2種類でコントロールすることが治療の中心です。
 
 

原因や誘因を知って 偏頭痛の対処 を図る

 
偏頭痛の原因は完全に明らかになったわけではありませんが、脳の血管が急激に拡張して炎症が起こり、痛みが生じているからと言われています。
 
また、偏頭痛の誘因となる刺激は人によって異なり、ストレス、飲食物、寝すぎや寝不足などと言われます。さらに、男性よりも女性の偏頭痛患者数が多いため、女性ホルモンが関係しているとも考えられています。
 
 

誘因にはパターンがある場合も

 
偏頭痛の誘因のひとつとして、「ストレスからの解放」があります。ストレスによって収縮していた脳内の血管が、解放されたと同時に一気に緩んで偏頭痛が起こると考えられているのです。休日になってホッとした時に、決まって痛みが出る人もいます。
 
このように、偏頭痛が起こるときにの生活パターンが見えてくることがあるため、いつ、どこで、何をしていた時に頭痛が起きたか、治ったときに思い出して、その時の状況を克明に記録しておくと、予防や対処法として活用できます。
 
たとえば、偏頭痛を誘発する可能性のある食べ物には、赤ワイン、チーズ、チョコレート、ハム・ソーセージなどがあります。食事がきっかけになっている場合は、偏頭痛がおきる前の食事内容を書き出して記録しておけば、偏頭痛の誘因となり得る食べ物の摂取を控えることが可能です。
 
また、騒音がきっかけになる人はできる限り人ごみを避けたり、日差しがきっかけになる人は日傘やサングラスを使うなど、偏頭痛が起こりやすい環境を避けることもできます。
 
 

偏頭痛には「前兆症状」が出る場合も

 
偏頭痛を持つ人のなかには、頭痛発作が出る数時間前に前兆を伴うことがあります。その症状として多いのは、目の前にチカチカした光が見えたり、視界が欠けたりする「閃輝暗点(せんきあんてん)」です。数分から長い場合は1時間ほど、このような症状が続いた後、激しい頭痛に襲われます。その他にも、顔や腕、脚などにチクチクした感じが現れたり、しびれを伴う感覚障害が起きるなど、人によってどのような前兆が出るかはさまざまです。
 
いったん始まると止めることは難しい症状ですが、こうした前兆症状を医師に伝えることで、軽度・中程度の発作のときになるべく早く飲むといい薬、激しい発作のときの特効薬など、段階に応じた処方をしてもらえる場合もあります。
 
 

前兆症状がない人も多い

 
偏頭痛の前兆の有無は個人差があり、全くない人もいます。また、前兆症状のさらに前段階として、首や肩の張り、生あくびなどの前駆症状を伴うこともあります。こうした症状の有無は体調や年齢、生活環境によって変化することもありますので、頭痛日記をつけておくことが大切でしょう。
 
偏頭痛は、「頭痛が起きたそのとき」に病院に行けるような状態ではありません。したがって医療機関を受診する際には、偏頭痛になったそのときの状態や気分などを医師に伝える「問診」が手掛かりとなります。快復したら、なるべく早いうちに記録をとっておきましょう。
 
 

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執筆:井上愛子(看護師)
 
 

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