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花粉症と頭痛 :花粉症で頭痛も起こるって本当?どう対処すればいい?

公開日
更新日

 
執筆:井上 愛子(看護師)
 
 
花粉症と頭痛 の関係についてご存知ですか?
花粉症には、目のかゆみや鼻詰まり、鼻水といった典型的な症状のほかに、倦怠感や発熱などの風邪に似た症状を伴うこともあります。また、中にはひどい頭痛に悩まされるケースも。ここでは、 頭痛と花粉症 の関係について見ていきましょう。
 
 

花粉症と頭痛 の関係とは

 
花粉症による頭痛は、アレルギー反応による鼻粘膜の炎症によるものです。花粉が入ると鼻粘膜はアレルギー反応を起こし、腫れ上がります。すると鼻の内部が狭くなり、酸素をしっかり吸い込むことができなくなります。そのぶん、脳に十分な酸素が行き届かなくなり、軽い酸欠状態となって頭が重苦しく感じられるのです。
 
また、鼻の奥には骨で囲まれた空洞が、左右4個ずつ合計8個あります。「副鼻腔」(ふくびくう)と呼ばれるこの空洞は、頬上部や目頭・眉頭のあたりに位置しています。鼻の奥に入った花粉が副鼻腔の入り口まで侵入すると、その付近が炎症を起こします。
 
これによって分泌物などが溜まり、副鼻腔内部でも炎症が起き(副鼻腔炎)、頭痛を引き起こすのです。特に、目がしらや眉山付近の副鼻腔炎を頭痛として感じることが多いようです。そのほか、眠る時の息苦しさから睡眠不足となり、頭痛が起こることもあります。
 
 

花粉症と頭痛:その対処法

 
簡単に言えば、花粉症の頭痛は、鼻粘膜のアレルギー反応と、鼻の通りの悪さが原因です。鼻粘膜のアレルギー反応を抑えるには、医療機関で抗アレルギー薬を処方してもらいましょう。花粉症の症状は風邪に似ている部分もありますが、水のようなサラサラした鼻水と目のかゆみは花粉症特有のものです。
 
風邪であれば、一般的には目のかゆみはありません。また、屋外で症状が強くなる点も花粉症の特徴です。花粉症かも、と思ったら耳鼻科を受診して症状を伝えましょう。
 
自宅でできるセルフケアとしては、お風呂や温かい飲み物の湯気で鼻の通りをよくしておくことです。そうすることで脳に酸素が十分供給されるようになります。また、鼻水を強くすすってしまうと、花粉をさらに鼻の奥(副鼻腔)まで送り込み、副鼻腔炎をひどくします。鼻水はできるかぎりすすらず、鼻をかんで外に出すようにしましょう。そのほか、就寝時は枕を高くすると、鼻閉感が改善され、睡眠不足による頭痛も緩和されます。
 
 

初期療法が効果的な花粉症

 
花粉症には、初期療法が有効です。花粉症の症状が出る前に、治療を始めると症状の発症を遅らせたり、和らげたりすることができます。花粉症が出なければ頭痛に悩まされることもないので、毎年花粉症でお困りの方は、早めに対策を検討することをお勧めします。
 
なお花粉症の治療については、花粉症の目薬 はどう選ぶ? 目の症状や原因、目薬の成分などから考える をご覧ください。
 
 

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